

MIC(マーケティングインフォメーションコミュニティ)(神奈川県横浜市都筑区仲町台1-27-20、電話045-943-7271、増田信夫社長)は、ホームネットカーズ(江崎眞一社長)、メディア(辻啓延社長)、アイテック(辻啓延社長)と、車番自動認識技術による世界初のセルフSS用販売支援システム「NXシステム」を共同開発し、4月10日から販売を開始する。
このシステムは、来店車両のナンバーを自動識別し、顧客データベース・来店記録データベースと照合した上で、瞬時に最適な接客手順を判断、専任担当者に伝える仕組みになっている。ナンバープレートは、セルフSSの店頭に設置したカメラで撮影し、画像を解析。識別率は目視できるものであれば100%と、全来店客をカバーできる。
車両停止から店頭スタッフへの接客指示まで、わずか10秒以内なので、来店客が給油位置につき、タッチパネルを操作しようとする絶妙のタイミングで接客することができる。店頭スタッフへの指示は、専用腕時計型コールウォッチで行う。
コールウォッチが振動し、ディスプレイに給油レーン番号と接客手順が表示される。また、専用プリンタから接客指示書も出力される。
同システムを活用すれば、SS来店客の中から新規来店客、油外販売対象客といった具合にすぐに選別することができ、顧客に合わせた接客をすることが可能となった。
カードの有無や決済方法などに関係なく全ての来店客をもれなくウォッチし、必要最低限の対象客を自動的に選び出し、必要最低限の接客手順を厳選するため、少人数のスタッフだけで、多人数のアテンドスタッフを24時間全レーンに配備した場合と同等の質の高い接客・販売活動が行える。
これまで、セルフSSの油外販売はフルサービスSSには及ばないと考えられがちであった。それは、店頭での顧客接点が、フルSSに比べ乏しいこと、給油目的の来店客に対してセルフSSでは油外販売のための接客のタイミングや手順を確立しづらいことなどが理由に挙げられる。
そこで同社は「しかし仮に、全来店客の情報を、来店と同時に把握することができれば、フルSSを凌ぐ油外販売を実現できるに違いない」という仮説を立て、2006年春に同社を含む4社の業務提携が成立、同システムが開発された。
同社では、従来方法との違いについて次のように述べている。
「従来、セルフSSでは、無差別に店頭で声掛けしたり、顧客に配布するカードーステムなどで顧客の油外ニーズを把握しようとしたり試行してきました。
しかし、従来の方法では、全来店客に徹底できないこと、接客内容がスタッフの熟練度や資質、モチベーションに負う部分が多いこと、徹底すればするほどに人件費やカードコストがかさむこと、顧客の都合を無視した接客タイミングになってしまうことから、一部のSSを除いて、芳しい成果が出ていないのが実情です。
本システムはこれらの欠点をすべて払拭し、カーケアセルフSSの全く新しい販売戦略のスタンダードを提唱するものです。燃料収益の低下、顧客流動化、人材難、教育不足、販売不振、運用資金の逼迫などに悩む全てのセルフSS経営者に朗報をもたらします」
昨年春から秋にかけて、同社直営セルフSSであるスーパーステーションNT茅ケ崎SS(横浜市)、オートキヨスク平塚SS(神奈川県平塚市)、オートキヨスク所沢SS(埼玉県所沢市)に順次設置して作動実験を繰り返し、昨年12月からは、店頭活動実験を行って現実のマーケットで検証してきた。その結果、茅ヶ崎SSの2月の油外粗利は800万円を超え、車検台数は123台と、フルサービス当時以上の油外収益を獲得。
平塚SS、所沢SSは運営継承当時からセルフSSだったが、車検やクルマ販売は前年実績の約2倍となった。最低限の人員投入ながら得たこの数字は、同システムが油外販売に大きく貢献したことを証明している。
約一年間の開発・テスト・検証作業を経て、システム開発および販売手法の完成度が飛躍的に高まったため、4月10日に発売を開始するに至った。
同システムにおけるナンバープレートの画像処理システムは、イスラエルの高度な画像処理技術を採用している。これは、ハードウエア設備を伴うことなく、ソフトウエア処理のみによって画像処理するため、高価な設備投資を要しない。また、全ての給油レーンに設置された複数のカメラを同時制御し、車の停止位置や方向、天候、太陽の向き、照明の明るさなど、SS店頭の激しい環境変化にも対応できる画期的な技術である。
同システムは、4社の共同開発商品で、SS業界に対応した販売システム開発は同社とホームネットカーズ、画像処理技術はアイテック、ソフトウエア開発および製造はメディアが担当した。
なお、4月には東京、横浜、大阪で4社が共同し「NX戦略説明会」を開催する。
【日程と場所】
東京=4月10日/東京ビッグサイト
横浜=4月19日/MICセミナールーム
大阪=4月23日/大阪国際会議場
時間は3会場とも午後1時30分から午後5時まで