業界紙記事

NXアイズ SS販売支援システム
「車番瞬時識別機能」搭載で来店客を完全に把握
2007年4月25日ぜんせきより
早い話がカードの代わりにナンバープレートで来店客を完壁に掌握するシステム--。MICは先ごろ、東京ビッグサイトで「NX戦略発表会」を開催した。会場には200人を越すSS関係者が詰め掛けた。増田信夫社長は「ガソリンロ銭の長期低迷、差別仕切り、競合の乱立、販売不振、人手不足、資金逼迫と、SS業界は未曾膏の試練の時を迎えている。そうした中でMICは、ガソリンロ銭に頼ることのないカーケアセルフSSの勝ち残り戦略作りに不退転の決意で取り組んできた」と語り、その新戦略として、最先端の画像解析技術を活用したナンバープレート瞬時識別機能によるSS販売支援情報システム「NXEYES(NXアイズ)」を発表した。

MIC強調「カードに頼らぬ新手法」

「NXアイズ」システムとは、どんな仕掛けなのだろうか--。
●来店客の車のナンバープレートを撮影できる場所に設置した、1台で2レーン、システム全体としては最大16レーンまで対応するNXカメラ群が24時間休みなく作動し、専用パソコンにその画像データを送り続ける。

●一方、専用パソコン「NX-PC」は常時、1台で多彩な働きをする
・画像データを解析して車番のデータ化
・来店履歴づくり
・画像データ保存 (車番だけでなく、車の正面ないし後姿も画像保存されるので車種判別などに活用可能)
・データの更新で車両管理マスターの自動生成
・集積データによる細かな来店客の特定化
・来店時のコール対象客の特定は、過去の来店履歴、サービス履歴と照合して条件決定、スタッフに10秒で接客指示内容をプリントアウトするとともに、コールウォッチに出カ、無線信号のバイブレーションでも連絡。

●NXプリンターは、発表会で公開されたビテオによると、テレビモニター付きでルブ室に置かれ、傍らでスタッフが車の整備中の姿が映しだされた。と、そのときコールウォッチのバイブレーターが作動したらしく、スタッフは、すぐさまコールウォッチの液晶ディスプレイに目をやり、交互に表示される給油レーン番号と接客指示コードでコールを確認、整備作業を中断して、NXプリンターから接客内容指示書を引きちぎり、一目して指示内容を了解、接客に向かう。 「コールウォッチがスタッフを呼び出すのでアテンダーは不要」は、少数精鋭のフル稼働によって実現する。

●給油操作中の来店客に接近したスタッフは余裕のある態度で客に声をかけ、再来店のプレゼントを手渡し、「車検はいつですか」と、さりげなく尋ねる。客は笑顔で答え、スムーズな展開だ。この場合のコール条件は車検年月がまだ登録されていなかったことだった。

●システム導入に当たって「事前情報ゼロでスタート」がモットーだ。上客かそうでないかなどは記録した車番と来店履歴やサービス履歴を照合すれぱ、すぐわかる。「事前情報は不要です」とする理由はそこにある。しかもデータは日々「自動生成」される。顧客の氏名も住所などは、いずれわかるので、慌てる必要はない。当面は車番と来店客の名前は同価値だと認識すればいいわけだ。

●「NXシステムは、IDカードに頼ることもなく、一気に全来店客のデータ化に成功した」と増田社長。支払い方法が多様化している現状を見越して、カードに依存する顧客讐理の脱却を目指している。

最先端の画像処理技術

「NXEYES」(NXアイズ)システムは、世界最高水準のイスラエルの画像処理技術が生かされている。「アイテック画像処理アルゴリズム」と呼ばれ、MICおよび同社が業務提携しているホームネットカーズの両社がSS業界における独占使用権を保有している。

一般に駐車場や倉庫などで使用されている車番読取り技術と異なり、特殊な画像処理の手順を経て、最適化された画像から正確無比の精度で、ナンバープレートの文字、文字位置、文字サイズを読み取り、データ化する。高価なハードウェアを必要とせず、ソフトウェア処理のみで、停車位置のブレ、天候、照明などフィールド特有のさまざまな環境の影響を受けずに、背景から車番だけを抜き出す。

システム構築は、昨年春、メディア、ホームネットカーズ、アイテック各社と業務提携して進めてきた。

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