

【神奈川】期待したほどの夏商戦とはならず、それどころかなかには減収減益というババを引いてしまったと嘆く同業他SSを尻目に、増収増益で笑いが止まらないという一連のSSが存在する。
民族系や外資系という系列、フルやセルフという業態も、さらにはSS規模も異なる、その一連のSSには共通するキーワードがある。その繁栄に導くキーワードとは?
SS燃料油販売の給油マージンが販売競争の激化ととも減少を余儀なくされる現在、SSにとって収益の柱となるのは油外収益をおいて他にはないと断言できる。それは洗車であれ、オイルであれ、タイヤ販売であれ、とにかくそのSSにとって得意技であれば、どんな商品であってもかまわないのだが、最近はフルもセルフも、SS現場スタッフが慢性的な人手不足により、来店客の車番を認識することができず、きめ細かな接客対応が不足しがち。このため、次のステージとなる来店客との営業接点づくりもますます少なくなり、油外収益確立のための基本中の基本であり、油外拡販そしてSS繁栄への第一歩である、セールスコンタクトすら満足に実施できていないのが大半のSSの現状だ。
こうしたSSオペレーションの現状を根本からくつがえし、油外収益アップの強力な味方となるのがMIC(横浜市都筑区仲町台)とホームネットカーズ(東京都新宿区馬場下町)が共同開発したNXEYES(エヌエックス・アイズ)である。
これは、最強の画像処理アルゴリズムによる車番自動認識モジュールを搭載したローコストかつ堅牢なSS販売支援情報システムだ。NXEYESは、SSの来店車両マスターを自動作成し、販売見込客を100%キャッチし、最適な接客手順を瞬時に知らせるもの。このためSSスタッフは商談と受注作業に専念できるため、労働投入時間を削減しても収益がますます改善するという。
今年4月に発売したNXEYES。その開発コンセプトは、燃料増販×客単価向上。
導入したSSでは「特に販促活動をしたわけでもないのに燃料油販売量がグングン変化してきた」という報告が寄せられているという。
MICによると、NXEYESに内蔵されている増販機能がいよいよ本領を発揮しだしたとのことで、同社では今後、NXの油外増収効果のみならず、燃料増販効果にも注目してほしいとしている。
それでは、その効果著しい例として、ネクステージ中部有松インターSS(愛知県大府市)の場合を見てみると、なんとガソリン販売は256kl→350klに、車検は13台→41台まで急増している。
同SSは約半年前にセルフ化した350klクラスのSS。油外250万、車検20台と今一つ伸び悩んでいたが、今年7月にNXを導入するとともに所長自らMICのスーパーステーション茅ヶ崎で体験研修し、車検獲得訓練「GET40」をNX導入と同時に実施。その結果、NX活用3日目で受注累計77台を記録した他、新オペレーションの徹底などにより燃料油販売も倍増する結果となった(別表)。こうした成功体験などにより、現在では同SSほとんどのスタッフが国内トップレベルの車検販売名人と目されるまでに成長している。