

【関市=岐阜県】関市の中心部から東へ走り、周辺は昔からの民家と田などがある片側一車線の道路沿いにシンワ菱油(本社=岐阜県関市、足立和孔社長、ENEOS系)のパウメトウ東新(鈴木雅也店長・セルフ)がある。
パウメトウ東新は2005年5月にセルフ化された。隣接してコンビニがあり(経営者は別)塀もなくつながっているため、500坪の敷地面積はとても広く見える(コンビニ駐車場も含め900坪)。
燃料販売は、パウメトウ東新をセルフ化するに当たって、調査会社に依頼したところ、この立地では450klが限界でしょう…と言われた。しかし、始めてみたら軽油を含め600klといううれしい誤算だ。
洗車機も2台並んで設置されており、完全セルフ洗車とスタッフが拭き上げなど行う機械洗車とキーパーのコーティングとを行っている。
油外は洗車の他に、板金、オイル交換、タイヤ販売、車の売買などすべて行っているが、特筆すべきは車検である。車検は10年ほど前から力を入れチラシを入れたり、ポスティングしたり地道な努力を重ねてきた。地方では車がないと生活できないため、1軒に数台の車があるのが当たり前である。したがって1台の車検が取れるとその家全部の車が取れることが多い。
今年の6月まででも月に30台ぐらいの車検はあった。しかし、7月に画像による車番自動認識システム(エヌエックス・アイズ)を導入したことにより、より多くの車検予約を取ることに成功したのである。
このシステムは、給油に来店した車のナンバープレートをすべて設置されたカメラで撮影する。その車が初めて来店する車だった場合、店長の腕につけられた腕時計状の受信機が鳴り、それによりスタッフがその車に駆け寄って車検年月を聞き、登録するのだ。その際、初来店であるので、次回来店時の割引券などを渡す。登録した後は、車検月が近い車が来店した場合に、腕時計状の受信機が鳴るので、車検の案内をする。
パウメトウ東新では車検が近い車が来店すると店内で抽選会を行っているからと店内に誘導し、抽選を行った後、車検の説明を行うという。
このシステムを導入したのが7月6日であるが、なんと7月の車検予約件数は97台という驚異的な数字である(7月以降の予約を含む)。初めのうちは、すべての車が未登録のため受信機は鳴りっぱなしであったが、現在9,000台を登録し、8月も車検予約は60台を超え、9月も60台は確実な展開である。
鈴木店長はこのシステムを導入したことにより「今まではセルフでも窓ふきをしたりして、車検ステッカーを見ようとしていたが、それでも見落としが多かった。しかし、このシステムを導入した後は、取りこぼすことなく車検の案内ができるようになった」と話す。
それまで1日2〜3台の商談であったが、現在は1日10台商談すると2〜3台の成約だという。商談数が増えた分、成約も増えたということである。
「最終的には話術だと思う」ので、セールストークもみんなで練習し、「今後は、このシステムを使いこなしてオイル交換や洗車にも活用し、カーケア全般で現在320万円の油外収益を450万円まで持って行きたい」と鈴木店長は意欲を見せる。