業界紙記事

顧客の反復来店で増販実現 ガソリン爆販「QR@NX」 最小のコスト 最大の顧客数 2007年10月3日 油業報知新聞より
MIC(マーケティングインフォメーションコミュニティー=神奈川県横浜市都筑区仲町台1-27-20、電話045-943-7271、増田信夫社長)は、このほど、車番自動認識技術によるSS用販売支援情報システム「NXEYES(エヌエックス・アイズ)」を使ってガソリン増販を可能にする全自動ガソリン爆販システム「QR@NX」を発表した。これは、新規入店した顧客に再来店、反復来店してもらうことで増販が実現するというもの。

NXEYESは、来店車両のナンバーを自動識別し、顧客データベース・来店記録データベースと照合した上で、瞬時に最適な接客手順を判断、専任担当者に伝える仕組みになっていて、新規客には再来店すると割引やプレゼントがもらえる特典を提供している。しかし、その顧客が反復来店し、固定化しなければ増販は実現しない。
そこで生まれたのが、携帯電話のEメールアドレスを獲得し、最小のコストで最大の顧客数(ガソリン販売)の拡大を実現する省力型販売支援システムとしての「QR@NX」である。

同社は昨年、Eメール戦術を提案しており、メール1件獲得につき100リットル増販するというロジックを完成させている。例えば、5,000件のメールアドレスを獲得した場合、月販500klのSSになる。ただ同時に、SS店頭で人的努力によりEメールアドレス獲得を積極的に行っていると、油外収益が落ちたり人件費が増加したりする副作用が発生したのも事実であった。

「QR@NX」では、メールアドレス獲得にQRコードを使用するので、人手をかけずに固定客を増やすことができる。
手順としては、
@NXが「メルアド獲得対象客」の来店を認識するとNXプリンタから対象客固有のQRコード票(QRシート)がプリントアウト
ASSスタッフはそのQRシートをメルアド会員募集チラシ(特典つき)に添付して対象客に配布(QRSアプローチ)
B対象客はその特典を得るために自分の携帯電話の「バーコードリーダー」を使ってQRコードを撮影(特典応募)
C撮影(応募)と同時に対象客の車番と一体となったEメールアドレスがサーバに送信される(メルアド自動GET)
D応募のあった対象客にはEメールで特典を配信(ガソリン割引クーポンなど)、といった流れ。

QR@NXを活用する利点は次の通り。
◆対象が自動選別されるから100%カバーできる→獲得絶対数の向上
◆対象が絞り込めるから魅力的な特典が可能→獲得率の向上
◆特典応募(アドレス登録)するまで何度もアプローチできる→継続活動が容易いつかは登録
◆Eメール非着信になったら再度顧客にアプローチできる→無効アドレスを随時更新

QRシートによる応募については同社が実験しており、企画内容、訴求方法、表現変化により応募率はみるみる向上しているという。通常は2〜3%の応募率だが、現在は34%、最終的には50%を目標にしている。

NXEYESは、ホームネットカーズ(江ア眞一社長)、メディア(辻啓延社長)、アイテック(辻啓延社長)との共同開発したシステム。ナンバープレートをSSの店頭に設置したカメラで撮影し画像を解析、識別率は目視できるものであれば100%と、全来店客をカパーできる。車両停止から店頭スタッフへの接客指示まで、わずか10秒以内なので、来店客が給油位置につき、タッチパネルを操作しようとする絶妙のタイミングで接客。店頭スタッフへの指示は、専用腕時計型コールウォッチで行う。コールウォッチが振動し、ディスプレイに給油レーン番号と接客手順が表示される。また、専用プリンタから接客指示書も出力される。

NX緊急セミナー開催 少数精鋭販売が実行可能に
MIC(増田信夫社長)は、9月27日と28日の午後1時30分からMICセミナールーム(同社スーパーステーション仲町台SS内)で、NX緊急セミナーを開催した。

二部構成で行われた同セミナーの第一部は、NXEYES車検販売事例報告として、同社の濱本哲也開発部長が説明した。NXEYESの導入店は、車検台数はもちろん油外粗利も前年より大幅に増えている。同社のSSでいえば、スーパーステーションNT茅ヶ崎SSが8月に95台(前年同月比29台増)、オートキヨス ク平塚SSが8月に53台(前年同月比19台増)、オートキヨスク所沢SSが8月に40台(前年同月比19台増)、またセルフSSではないが、スーパーステーション仲町台SSが8月に136台(前年同月比38台増)という結果がでている。

他の導入店でも、2〜3カ月で実績が出ており、NXEYESが即効性のあるシステムであることが改めて実証された。濱本部長は「NXEYESは、非常にシンプルなオペレーションで、大量の車検情報が短時間で集まり、少数精鋭販売が実行可能になりました」と語っている。

また、NXEYESで車番を画像認識する上でセンサーがない点についても言及。同システムは」センサーレス画像処理方式を採用しているので、センサー機器や配線などの必要がなく設置工事コストも故障リスクもない。画像情報から車両到来を感知するという方式で、カメラのファイン ダーに車番プレートが映り込むとシステムが自動的に感知し、そのタイミングで車番映像が取り込まれる。技術的難易度が高いためにセンサーレス方式を採用できるケースは少ないようだが、アイテック社の画像解析アルゴリムズがこの技術的ハードルをクリアした。これは、複雑な背景画像の中から目的の対象物を発見するという処理を超高速で実現する技術である。

第二部では、増田社長が全自動ガソリン爆販システム「QR@NX」について説明した。このセミナーは、秋に「QR@NX」の全国セミナーを開催するのに先駆けて行われたもの。一刻も早くその全容を知りたい」というSS経営者のために、少人数参加の先行公開セミナーと して開催した。今月3日と4日も同所で行われる。

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