業界紙記事

車番認識システムに全幅の信頼 セルフで車検3倍増に スタッフ意識向上の成果も 2007年12月14日 燃料油脂新聞より車検のヒット率向上をめざして、各社からナンバープレート自動認識による顧客管理システムが提案されている。いち早く採り入れた関東菱油R16南平野SS(新日石系=さいたま市岩槻区)の長谷川隼入店長は、システム導入後にアルバイトを含めスタッフの意識改革につながったのも大きな成果と強調する。

同種のシステムに対しては「導入前にまず人的な課題を解決すべきではないか」との意見 を聞くが、長谷川店長も導入前はシステム否定派だった。前年の車検は月平均10台とやや寂しい数字だったが、運営形態がセルフだからと自分自身を納得させていた。Dr.Drive店の同SSは、認証資格工場を持ちグループSSの整備拠点だが、給油客へのアプローチ機会は少なかった。

しかし車番認識システムを使い始めると、油外販売に対する意識を一変させられた。導入したのはホームネットカーズやMICが開発した「NXEYES」だが、7月中旬の稼働後は、前年にくらべて車検受注台数が8月は5台→15台、9月は9台→26台、10月は4台→22台、11月は7台→26台と平均して3倍増に達した。

同店長は「データベース管理により訴求タイミングが効率化したのはメーカーの宣伝通り」と使い勝手性を評価するが、同時に「それまでの車検アプローチの意識が実に甘かったことを痛感させられた」とも話す。

稼働後1カ月半はデータベース構築のためカメラが1日100台以上を認識し、平均3人のスタッフは店頭で大慌ての状態。しかしスタッフミーティングでF1(車検月収集)、B2、(車検販売)を役割分担して優先順位を設定すると、アルバイトを含めて全員に「車検の効率的な訴求タイミング」意識が植え付けられる結果となった。

その後は自信を持って給油客に話しかけることができるようになり「客の顔色をうかがって値段の安さばかり強調していた以前とは、車検の売り方が明らかに変化した」と同店長は話す。「最近は見込み客からキャンセルが入ると、確実に受注できたはずなのにと反動からドッと落ち込む。以前のあきらめムードとは明らかに違う」(同店長)。

スタッフ意識が高まれば目標も高めに設定したくなる。「来店台数から考えると現在の月30台でも発展途上と考えなければいけない。当面は月50台をめざしたい」と話す同店長は 、いまや車番認識システムに全幅の信頼を置いている。

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